Z'sHouse の日記
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国策・南米移民奮闘記♪
2012.02.01
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昨年4月末、Z'sCafeオープン当日朝にご来店されたMさんご夫妻
私にとっては忘れられない記念すべきZ'sCafe最初のお客様
優しそうなご主人と美人の奥様、お似合いのお二人
少しお話すると…
ご主人は私と同じ世代
東京で長年勤務した一部上場企業を3月で早期退職
海の傍に住みたいと見つけたお家を購入し、Z'sHouseご近所へ
そして、引っ越し片付けの合間、朝の散歩途中にZ'sCafeを見て…
これが最初の出会いでした
その後、たまにご一緒に珈琲を飲んだり、いろいろお話したり…
自分は『若い頃南米パラグアイに住んでいた』とご主人からお聞きしたこともあったけど、
その時は特に深く気に留めるでもなく…
秋頃だったか、突如Pub&Cafeを始めることにしたと…
さっそくお店に行くと楽しそうに忙しくしてるお二人が…
仕事もなかなかないから、お店を始めることにしたと…
それから、毎晩深夜まで、土日もお正月も休まず…
ところが、先日突然電話で急遽お店に見切りをつけたと…
急いでお店に行ってみると…
お店のいろんなものをガレージセール中
初めての土地でチャレンジのお二人にエールを送ってたのに…
残念ですが、お二人も十分にいろいろ考えての事だろうし…
改めて応援のつもりでガレージセール品を品定めしていると…
いろんな品物の陰に隠れてこの本が数冊…
ご主人のお兄さんが南米移民の実際を残すべく出版された本だとか
戦後間もなくの頃、国策で何万人もの日本人が南米移民したそうな
神戸のメリケン波止場はその南米への船の港だったそうな
多くの日本人が貧しい日本での生活に見切りをつけ、
豊かな生活と大きな夢を描いて移住を決め南米へ向かったとのこと
でも、実際には苦労の連続、想像を絶する過酷な生活が…
この本を読んで初めて『若い頃南米パラグアイに住んでいた』
ということの意味が分かった気がして申し訳ない気持ちに…
Mさんは先のことはまだはっきり決めていないとおっしゃっていたが、
また遠くへ行くことも考えておられる素振りだった様な…
今週末はまだいらっしゃるかなぁ~
もう一度美味しい珈琲をご一緒したいなぁ~
この本はZ'sHouseの蔵書になります
「国策・南米移民奮闘記」
~希望と新天地・死線を越えて~
生きる意味、生かされる意味を考える
南米の土と化した同胞に捧ぐ
松田猛 著